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       奥穂高岳山頂にて集合写真。

こんにちは。頼です。

遅くなりましたが8月山行の報告書です。

今回の山行は岩場の多い山ということで少し不安でしたが、特に問題もなく行程を終える
ことができてほっとしています。

ところで今回の山行は高2最後の宿泊山行。個人的なことですが最後の合宿、とても楽しかったです!

さて、では報告書です。


      2012年麻布学園山岳部8月山行計画書

●目的地 奥穂高岳、北穂高岳、涸沢岳
●日程 8月21日~8月24日
●集合 新宿駅西口新宿高速バスターミナル21:00集合。
●参加者 
高2  
 L・頼  哲誼
SL・井上 洋輔
 高1
  ・渡辺 耕坪
 中3
  ・尾島 暢彦
  ・難波 啓太
 中1
  ・小林 将大
  ・長谷川篤紀
 OB
  ・渡辺 真之
  ・梅宮 岳彦
顧問 
 ・野本 勇
●行程
・8月21日 (晴れのち曇り)
06:16 河童橋出発
06:53~07:03 明神にて小休止
07:48~58 徳沢にて小休止
08:51~09:01 横尾にて小休止
10:00~15 本谷橋にて小休止
10:33~40 中1の一人がバテ始めたため、荷物の移動を行う。
11:06~16 小休止
11:58~12:08 小休止
12:50 涸沢天幕場到着
20:00 就寝

・8月22日 (少し雲が目立ったが晴れ。15時以降曇り、一時雨)
03:30 起床
ここで北穂高岳に向かう高校生のA班と、奥穂高岳に直接向かう中学生のB班に分かれる。
○A班
04:46 涸沢出発
05:26~36 小休止
06:24~34 小休止
06:55~07:15 北穂高岳山頂到着 大休止
08:16~26 小休止
08:32~36 トイレのため一時休止 
09:24~34 小休止
09:40~45 涸沢岳山頂到着 小休止
10:05~30 穂高岳山荘 B班と合流し、大休止
○B班
04:50 涸沢出発 途中、涸沢小屋で一旦停止。
05:30 小休止
06:30 小休止
07:30 穂高岳山荘到着 A班の到着を待つ。
09:00 穂高岳山荘を出発。涸沢岳に向かう。
09:15~30 涸沢岳山頂到着。 小休止
09:45 穂高岳山荘到着。再びA班を待つ。
10:05 A班と合流。
○AB班
11:11~27 奥穂高岳山頂到着 小休止
12:11~21 穂高岳山荘 小休止
13:16~26 小休止
14:17 涸沢天幕場到着
20:00 就寝

・8月23日 (晴れのち曇り)
04:00 起床
05:39 涸沢天幕場出発
06:57 服を脱ぐため一時停止。
07:10~25 本谷橋にて小休止
08:28~43 横尾にて小休止
09:30~40 徳沢にて小休止
10:20~30 明神にて小休止
11:11 上高地バスターミナル到着 解散。

●反省文
 高2
・頼
今回の山行は僕達の代で最後の合宿であったが、夏合宿に引き続き天気に恵まれ、また大きなトラブルもなく、基本的にはとてもよい山行になった。
しかしいくつか反省点が見受けられた。まず食料についてである。今回はアタックメインの山行であったため食料計画をいつもと少しばかり変えてみたが、二日目の夕食が不評だったり行動食の量が少なかったりしたので、山行前にもう少し食料計画を考えるべきであった。反省したい。それと共に、最近行動食で試行錯誤しているので、僕達はもう引退だが後輩たちが改善してくれることを期待する。
次に先頭についてである。今回に限った話ではないが最近先頭の役割が軽視されがちな気がする。後ろの方をあまり注意せずに自分のペースで歩いてしまったり、おしゃべりに夢中になって道を間違えたりするのは危険なので気を付けてほしい。また、個人的な荷物を大量に持ってきてバテた者もいたが、これからは個人ではなく大勢での山行であることを自覚して今後そのようなことはないようにしてほしい。
さて、いろいろ述べてきたがやはり今回の合宿は成功であったと思う。
準備会でも少ない時間の中、みんなきちんと働いてくれたおかげでスムーズに準備ができたし、穂高岳という岩場の多い山に怪我なく登頂できたのはとてもよかった。参加人数が少ないことや、みなの意識が高いこともあったのか、理想の山行の形ではあったと思う。
次の9月山行を残して僕達高2は引退するが、高1には頑張っていってほしい。
兎にも角にも楽しい合宿であった。みなさんありがとうございました。
・井上
どうやら、これで最後のテント泊だったらしい。きれいな星々も、夜のトランプも、しばらくお預けである。まあ”しばらく”で済めばいいが…
 合宿での反省点があるとすれば、食料面だろう。初日の行動食の総カロリーは、もう少し多くてもよいのではないかと思う。あと、カレーうどんは今回ならいいにしろ、当然ながら年三回の合宿には使わないでほしい。このようなものであろうか。詰まるところ、全体としてはよかった。参加者が少なかったことが要因だと思う。
 今回の山行は、3000M級に3つも登ることができ、登りがいのある山行となった。これはひとえにOBの方のおかげであり、心より感謝いたします。
 これから本格的に引き継ぎとなるが 、特に夏合宿では、部員数に圧倒されることもあったので、来年は特に頑張っていってほしい。 

高1
・渡辺
まず良かった点について。
一つ目に目立ったアクシデントがなかった事。
初日に少々バテた後輩が居たものの、その後回復し、全員元気に登りきれた。自分も若干体力に不安があったが、多少余裕を持って登り切る事が出来た。天気は終始安定していて、とても快適な山行だったと思う。
二つ目に、長い間言われて来た食事の改善の兆しが見えた事。
行動食や、食事のマンネリ化は大きな問題となっていると思う。残念ながら夕食のカレーうどんは不評だったが、行動食の中身が大きく変わった。(食事に関連して、メロン美味しかったです。渡邊さん、梅宮さんのお二方ありがとうございました。)
悪かった点について。
先頭のペース(帰りのみ)が極めていい加減に感じられた。今回の山行はこれにつきる。
最後には改善されていたので細かく言うべきではないと思うが先頭という物の重要性を自覚して欲しいと思う。まぁ自分が言える事かわからないが…。
総括的に見て大成功の合宿だったと思う。高二の方達にとっては現役最後の合宿だった訳だが、それに相応しいと言える合宿だっただろう。
次の合宿からは自分が計画すると思うと少し不安を感じる事もあるが、頑張ろうと思う。

 中3
・尾島
今回の山行は、天気にも恵まれ、非常に良いものになりました。ただ、先頭である僕が、後ろを省みずに早いペースで歩いてしまったことは、今後においてとても良い、ペースの取り方の教訓となりました。これからはこれを活かしていきたいです。あと、個人的なことですが、防寒具を無くしてしまいました。物をきちんと管理する事を徹底していきたいです。 
・難波
今回の山行は、山頂付近の岩場以外は特に難しい場所はなかった。
涸沢より上は、ガレ場が多かったため、注意して歩いたが、ザイテングラードの下りでは、あまり注意せずに適当に歩いてしまった。次からは注意すべき場所は、ちゃんと気をつけたい。
また、上高地街道で、自分が歩きやすいペースでとばしてしまい、後続のことをまったく考えていなかった。
トップをやる際にこんなことをしてしまうと、隊列がのびてしまい、低学年がバテやすくなってしまうので、後ろのペースはちゃんと確認するようにしたい。

 中1
・小林
今回の合宿で最も反省したいことは三日目のご飯を失敗させてしまったことです。先輩のアドバイスがなくてもうまく米が炊けるようにしたいです。
あと、個人的には中三の方のペースがとても速かったです。
今回の合宿は天気が良く、景色が見えたし、天幕場でも比較的楽しく過ごせたのでよい合宿になったと思います。
・長谷川
初めはバテてしまったが、2日目以降は楽しかった。

 OB
・梅宮さん
久しぶりに麻布に戻ってきてとてもなつかしい気持ちが…。後輩もたくましくなっていて自分達の代からちゃんと引き継がれていることが分かり、大変うれしく思いました。
少し気になったのは中3の生徒に上級生としての自覚が足りない気がしたことです。上級生に体力があるのは当然の事で、下級生がケガしないようしっかりとケアできるようになってください。
それではこれからもがんばって下さい。
・渡辺さん
今回の山行でOBとして現役に同行する意味を感じた。若手がいま積極的に動けば山岳部に良い循環が生まれると思うので頑張りたい。

●全体の反省(反省会を踏まえて)
食糧に関しては夕食のカレーうどんがお腹にたまらない、行動食が足りないといった意見が多かった。夕食についてはやはりお米メインが良いように思われる。行動食は山行に合わせて改善していくことが重要であろう。
また、山行自体に関しては先頭のペースが速かったので先頭には意識をもってもらいたい。
さらに最初の休憩や、歩き始めをもう少し早くしてもいいのでは、という意見があった。今後の山行で考慮していくべき問題であろう。


●写真
別の記事→ http://geneki.a-a-c.net/archives/6623655.html
を参照してください。

以上です。