
どうも皆さん牧元です。
今回は先日実施した春合宿の報告書を上げたいと思います!
なぜここまで報告が遅くなったのか疑問にお思いのかたもいらっしゃると思いますので、
理由(言い訳)を述べさせて頂くと、
今まで書いていた記事が突然白紙になる事故が二回も…
それはさて置き、今回の春合宿は多数問題が発生したものの
*目的地 甲武信ヶ岳(山と高原地図「雲取山・両神山」)
*日程(当初予定) A班:3月21日~24日 B班:3月21日~23日
*集合 3月21日(土)JR小海線信濃川上駅10:39集合(新宿7:30発のあずさか8:00発のスーパー
あずさ。鈍行の場合は新宿6:00発)
*参加者
#A班
高1
L・川崎 哲太
SL・久保 俊太
・内山 貴裕
・田邊新之助
・牧元 悠馬
中3
・小原 健人
・小田宗一郎
・小林 将大
・建石 航希
・長谷川篤紀
顧問
・山本 哲裕
・山廣 真之
#B班
高1
L・今井 健太
・清水 爽矢
中2
SL・土井遼太郎
・外ノ池 拓
顧問
・江田 雅人
・太田 隼
*記録
1日目
~12:00昼休憩
12:06出発
12:55小休止
13:06出発
13:58小休止
14:09出発
15:25十文字小屋到着
2日目
5:53出発
6:43小休止
6:54出発
7:40小休止
7:53出発
9:00先頭大山到着
9:36先発隊出発
10:24小休止
10:43出発
11:41小休止
11:54出発
13:13小休止
13:28出発
14:03尻岩付近のビバーク地到着
3日目
5:42出発
6:31小休止
7:02出発
7:46先発隊三宝山到着
8:10出発
8:53先発隊甲武信ヶ岳到着
9:14出発
9:25先発隊甲武信小屋到着
10:20出発
11:27小休止
11:37出発
12:31小休止
12:41出発
13:42小休止
14:01出発
14:57小休止
15:08出発
16:00東沢山荘到着
2日目後発隊の先発隊に追いつくまでの記録
9:55大山発
10:25小休止
10:45出発
*備考
以前から申し上げている通り、今回は冬合宿にて登山予定であった百名山は甲武信ヶ岳に行ってまいりました。(余談ですが、「甲武信ヶ岳」とするのが一般的にもかかわらず、何故か百名山のホームページでは「甲武信岳」となっています。)
報告しなければならない事として、A班の日程が短縮され、B班と同じ行程になりました。
なぜこのような事態が発生したのかと申しますと、
まず一点に、予想よりも残雪量が多くもろかったために思うように進めず、大幅にコースタイムより遅れてしまったこと、
二点目に、当初特に障害もなく通過できるだろうと思っていた大山(ピーク)が想像を絶する急勾配であったこと、
三点目に、我々の指導不足も相まっての早朝出発時刻の大幅遅延、装備装着で戸惑ったこと、などが挙げられます。
その他の問題や詳細については以下の反省文を是非。
*反省文
高1
川崎 さて、今回の春合宿では冬に計画していたが行けなかった甲武信ヶ岳へ行った。全体としても個人としてもいくつも反省点が見つかる合宿だったが、全体の反省点は他の部員がまとめてくれているので、僕は個人として、部長として、リーダーとしての反省点を述べていく。
まず個人として、予備の電池を忘れてきてしまったのは大きな反省点だ。今回の行動中にヘッドライトの電池が切れることはなかったものの、反省会で顧問の方が仰っていた通り、ヘッドライトは重要な生命線の一つだ。次にこのような個装の忘れがないように徹底する。
次に部長として、計画の見通しの甘さを痛感した。前回の2月山行で下調べの不足を感じて、今回はよく調べたつもりでいたが、まだまだだった。その最たる例として、わかんは全員が持っていくべきだった。全員がわかんを持っていれば2日目の行動がもう少しスムーズになっていただろう。また、行程の度合いを考えると、低学年のB班にも12本爪アイゼンを持たせるべきだったかもしれない。次の夏合宿では今回のような下調べの不足によるミスをなくしたい。
最後にリーダーとして、今回の合宿では自分のリーダーとしての威厳のなさを感じた。決定的な指示を出すのが遅く、指示を出してもメンバーがすぐに従わず、結果としてそれらの積み重なりが2日目の行程の遅れを生んだのだと思う。山ではリーダーの指示に迅速に従う、これは原則であり前提であるが、僕自身が指示を出せるような、従えると思われるようなリーダーになる努力を怠っていた。
部員を強く叱り、威圧感を持ってメンバーを統率するというのも必要だろうが、僕には難しいということは僕自身がよくわかっているので、やはり山の知識を身に付け、自信を持って指示を出し、頼れると思われるようなリーダーになることが重要だろう。
今回の僕個人としての反省点は以上だ
最後に、色々と問題はあったが、天候に恵まれ山頂で雄大な景色が見れたのは非常に満足だった。
久保 今回の山行では個装の水を持ってくる事を忘れた事を反省したい。山行の直前にバタバタしてしまい準備が不十分だった。途中で自販機で水を買ったため特には問題にならなかったが気を付けたい。
それ以外は行程の遅れはあったが概して良い山行だった。
内山 今回は初のテント長だったが、うまく指示を飛ばせずテントのメンバーに頼ってしまったところが多かった。幕営の時の整地も早めに終わらせた結果、明らかに坂となっていたし、2日目の夜は軽くバテてあまり夕食を食べられずにメンバーに迷惑をかけた。こらからもテント長になる立場なので、とにかく体力をつけて、次に何をすべきか常に考えて行動したい。
持っていった靴下が少なかったので3足以上は持っていこうと思う。
清水 今回の山行(合宿)は、全体としても色々ありましたが、個人的にも省みる点がそれなりにはあったように思います。
まず、これは日程の事情も多少はあるのですが、準備をしたのが出発前日の夜中で、忘れ物こそしなかったものの、+αの部分に気が回らず、結果的にギリギリのラインで持ちこたえた合宿になってしまいました。具体的には、予備日を使う可能性を考えておらず割り箸が足りなくなるかもしれなかったり、同じ理由で水が足らなくなるかもしれなかったり、という具合です。
次は、現地でのことですが、雪山での登山にまだ不慣れで、アイゼンの取り付けや、靴の脱ぎ履きなどに時間がかかり、全体の行動に迷惑をかけてしまいました。また、似たようなことで、下山途中アイゼンが少し内側に回転した状態になってしまい、むしろ危険なものになってしまったことにも、気をつけたいです。
次の雪山はおそらく来年度の冬合宿(いくとしたら)と思いますが、その時は(恐らく高校最後の山泊まりですし)万全の態勢で行けるようにしたいです。
田邊 今回は途中で個装水が足りなくなった。もっと十分な量を用意するべきだった。
牧元 今回は冬合宿が中止だった事も相俟って、自分達の指揮する初の合宿となりました。それ故に反省は多々あります。
まず一点に、準備不足が露呈してしまったなと感じます。
冬に訪れる予定だった為、その時の用意で大丈夫であろうと判断し、結果足りない点が多くなってしまいました。
合宿前には必ず大々的な準備を行う必要があると改めて痛感しました。正に慢心が命取りになる可能性がなるかもしれません。
また、甲武信岳に関する情報を充分に集められていなかったという問題もありました。
足場が悪く多くの時間を取られ、結果として行程未達成の最大の原因となってしまった大山ですが、自分達が鎖場を甘く見ていた節があったと思います。
事前情報を詳細に知る事が如何に大切かを改めて理解しました。
とはいえ、今年は地元の方からしても残雪が多かったとのことなので、非常自体に対応する力も今より必要そうです。
三点目は、未経験者への配慮の足りなさです。
例えばアイゼンの付け方についてですが、12本爪のアイゼンは2~3種類存在し、それぞれ装着方法が違います。これを本来は全て後輩達や新しい部員に教えるべきだったのですが、事前に教えたのは一つだけであったと思います。
このように、知識が少ない部員に対しての配慮のなさという事態が原因で、行程が遅れてしまったり危険な状況になってしまわないように今後は注意していきます。
このように反省点は沢山あり、ここで語られていない反省点も幾つかありました。
しかし、天気もよく現場での判断もスピーディーに行う事ができ、結果的には良い山行になったと感じています。
今井 今回、僕は最高学年にも関わらずスパッツ、ヘッドライトと2つも忘れ物をしてしまいました。甲武信の雪は深くて柔らかく、久々の雪山だったこともありスパッツのない僕にはかなり厳しい山行でした。合宿に対しての意識があまりなく、気が緩んでしまっていた結果だと思います。テントの中でもテント長としての責務を果たせず、僕のテントの撤収が遅れて他のメンバーに迷惑をかけてしまっていました。夏合宿に向けて今回の反省を生かし、努力していきたいです。
その前に文化祭もあるので展責として周囲を引っ張れるよう頑張ります。
中3
長谷川 今回の合宿の最大の反省点は2日目に時間切れとなってしまったことだと思う。主な原因は①朝の出発の遅れ②大山直下などで通過に時間がかかり過ぎた③装備の問題④人数が多いの4つだと思う。今回の山行では2日目に限らず出発が遅かったので、今後は出発時間を常に意識して行動するようにしたい。大山直下で時間がかかったのは④の人数が多いと被るところもあるため、合宿の班分けなどから考えたほうがいいかも知れない。ワカンは次回から全員持参にさればかなり素早く行動ができるようになると思う。
今回の合宿での反省点は多いと思うので次回の冬の合宿では反省を生かした計画をできるようにしたい。
小林 今回の春合宿は、3泊4日の予定から2泊3日に短縮されて行われた。1日目は同輩の建石と先頭を任された。合宿前はそれほど雪が積もっていると思っていなかったが、案外雪が積もっていて、足がはまることが多かった。ワカンをつけたほうがよいと思ったが、それは今思えばのことで仕方なかったように思う。2日目は中3全員と高1のお2人が先頭を務めた。全員がワカンを持っていけばよかった話だが、隊の後ろの方はワカンをつけていなかったのでそのことを考え踏み固めるよう努力すればよかった。大山に差し掛かったところで、同輩の1人が独りで道を切り開いてくれたが、僕は待っていただけだったので、後ろの部長や顧問の方に状況を説明して手伝ってもらうくらいの配慮ができたと思う。3日目はペース良く進んだが、下りは焦ってしまい早く歩きすぎた気がする。個人的には雁坂峠に行きたかったし、破風山に行く意味がないとは思わないが、稜線はきっと凍りついていただろうし、計画を強硬的に遂行するために予備日を使うのは良くないことなので判断は間違っていなかったと思う。
テント生活や個装の反省点は2点、2日目の寝坊と個装水の不足があった。2日目は40分ほど寝坊してしまい全体に迷惑をかけてしまった。個装水は、日程が短縮されたからよかったものの、計画通りに進んでいたら確実に足りなくなっていた。雪があるので溶かせば良いのだが、春の雪は異物が多く、少し飲むのに抵抗があるのでやはり多めに持ってくるべきだった。
総じて今回の合宿は実りあるものになったと思う。
建石 今回は2泊3日の雪山合宿となりました。反省点は、事前にアイゼンのチェックをせずに合宿に臨んだことです。実は私の貰ったアイゼンは自分の靴につけられないものでした。そのため、毛木平で顧問とアイゼンを交換するという事態を引き起こしてしまいました。この件では、顧問にとても迷惑をかけて申し訳ありませんでした。また、初日に先頭を歩いた際にはだいぶ足が埋まり、かなり疲れてしまったので、積極的に後ろにわかんが欲しいと言えばよかったかなと思います。合宿全体としては、天気は大崩れすることなく、予想外の雪の量にも対応し、ビバークも経験できたので、かなり有意義だったと感じました。次回の雪山の時は恐らく最上級生となるので、この経験を生かしたいです。
小田 反省文未提出
中2
外ノ池 朝の支度が遅れ全体を待たせた点を気をつけたいです
土井 朝に手足の先が冷えて全く動けなかったので、カイロなどの量を増やしたいです
※中3の小原くんは、手書きの反省文(?)をそのまま載せて欲しいということなので、ここに置いときますね。

…これはひどい。
今回は写真が100枚を超えているため、報告書写真編を別にアップします!!
恐らく近日中にあげられると思うので、そちらの方も是非。
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