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どうも皆さん牧元です。
遅くの更新で申し訳ございません。

今回は行程が長く写真が大量にあるため、報告と写真編を分けて更新いたします。


毎年様々な波乱がある夏合宿。
今年も色々なことが起こりました…。

長すぎる行程時間、重すぎるザック、バテる主力、水不足、雨 etc..

ただ、少なくともここ二年の夏合宿よりはよく晴れた日が多く、景色は最高でした!!!




*目的地  常念岳、槍ヶ岳(山と高原地図「槍ヶ岳・穂高岳」)

*日程   A班:7月20日~26日   B班:7月20日~23日

*集合   7月20日(月)JR中央本線 松本駅10:00集合(新宿7:00発スーパーあずさで9:39着)

*参加者
#A班
高2
L・川崎 哲太 
SL・久保 俊太 
・今井 健太 
・内山 貴裕 
・岡田 泰裕 
・後藤 光  
・清水 爽矢 
・田邊新之助 
・牧元 悠馬 
高1
・小原 健人
・小田宗一郎 
・小林 将大 
・建石 航希 
・長谷川篤紀 
中3
・土井遼太郎
・外ノ池 拓
顧問
・江田 雅人
・山本 哲裕
OB
・頼 哲誼 

#B班
高1
・佐藤 薫
中1
・越井 丈朗 
・竹迫 律貴 
・野田 凛
・山見 泰輝 
・田川 斗馬 
顧問
・太田 隼  
・小林 佑門
・岩佐 洋一 


*記録
1日目上高地13:04~13:53、14:03~14:54、15:04~横尾16:07
2日目 3:59~4:39、4:49~5:37、5:50~6:40、6:50~7:40、7:50~分岐8:33、9:30~10:24、10:48~11:40、11:55~12:51、13:01~常念手前13:43、14:04(先発隊)~14:44、14:54~15:30、15:40~常念岳16:19、その後18時頃に常念小屋に到着
3日目 停滞

4日目 A班とB班に分裂
B班
常念小屋出発 5:11
休憩1 5:51-6:00
休憩2 6:47-6:57
休憩3 7:54-8:13
登山口到着 9:07

A班
5:10~6:04、6:09~7:33、7:43~8:38、8:48~大天荘9:38
5日目 大天荘5:03~大天井ヒュッテ5:58、6:08~6:51、7:01~7:55、8:05~西岳ヒュッテ9:05、9:27~西岳9:32、9:52~9:58、10:51(先発隊)~11:36、11:46~12:32、12:42~13:21、13:31~ヒュッテ大槍14:08、15:23~槍ヶ岳山荘16:19
6日目 4:58(先発隊)~槍ヶ岳5:25 槍ヶ岳山荘7:54~8:52、9:02~9:55、10:05~11:05、11:15~11:52、12:06~双六
山荘13:00頃、13:50~双六
山14:48、15:05~15:43
7日目 5:08~6:00、6:10~鏡平山荘7:08、7:18~8:07、8:17~9:16、9:26~10:20、10:30~新穂高温泉11:05


ルートについて
ルートは上記のとおり
横尾から常念岳に入り、所謂アルプス銀座を歩いて穂高連峰ではなく双六岳から下山するというものです。

尚、ルートについては現地で変更がありました。

途中、常念小屋にて疲労停滞をとったため燕岳によってから槍ヶ岳方面に行くことは厳しいと判断し、
結局燕岳には登りませんでした。

また4日目は雨がひどく、且つ、翌日が雨の予報であったため東鎌尾根を悪天時に歩くのは危険だという判断から、とりあえずこの日は大天荘で幕営して翌日は空の調子を見て東鎌尾根に行くか決めるという意見で一致しました。

結果としては、5日目は昼前に晴れたため予定通り東鎌尾根を通って槍ヶ岳山荘へと行くことができました。


*統括
今回は予定通り北アルプス縦走に行ってまいりました。
大半は天気にも恵まれ、皆の心に残る山行になったと思っています。

僕達高校2年生はこれが最後の合宿となりましたが、昨年や一昨年の夏合宿で大雨を経験しただけに雨天でもめげることなく上手く統率がとれたので良かったです。
またテントの撤収が早く、何か全体としての決断を下す時もスムーズに行えました。

しかし、今合宿でも当然反省すべき点は多々あったので以下に簡単にまとめます。

・計画建てが甘く、行程時間が危険な域まで長引いてしまったこと。
・団装割の確認を一人で行なっていたため、結果として団装割が間違っていることに山上で気づいたこと。
・全体的に下調べが足りず、その結果が大体の問題につながってしまったこと。

後輩には上記の反省点をぜひ活かしてほしいです。


その他個人の反省や感想は反省文で是非!!

*反省文
高2
川崎 まず、自分の最後の合宿を、多少の行程の変更はあったとは言え無事に終えられたことに安堵している。槍ヶ岳の山頂からの景色は圧巻であり、今まで山岳部員でいたことの正に集大成と言えるものとなったと感じた。
しかし、反省点はいくつもある。後輩達には自分の、そしてこの代の反省点をよく見て次に活かしてほしい。
さて、大きくわけて今回の合宿では部長としての反省点と川崎哲太という一人の部員としての反省点の二つがある。
まず、部長としての反省点。これは反省会の時にも重点的に触れたことだが、2日目の行程について。結果として自分自身、中1といった隊全体と全く見合っていない計画を建ててしまい、多くの負担を強いてしまった。いくらコースタイム上は問題なかったとしても、中1がいることや日程が前半であり荷物がほとんど減っていないこと等を十分に考慮してから行程を決定するべきだった。
また、団体装備の配分が上手くいかず、重量が最高学年の一部に偏ってしまった。
反省会でも語ったことだが、今回のような長い合宿を一人で管理するとどうしてもミスが起こってしまうので、上記二つのような計画段階の事柄については部長だけでなく最高学年全体で一度チェックを行うべきだろう。
他に、今思えば、十分に人員はいるのに記録係を変えなかったのも反省点だろう。あれだけの日数の合宿の記録をずっと任せてしまった建石には申し訳なく思う。負担をかけてしまった。
次に、個人としての反省点について。まずはなんといっても、2日目にバテてしまったことだ。原因は先に述べた自分の能力を弁えない行程計画と団体装備配布の偏り、そして何より自分自身の体力のなさに起因する。皆を引っ張っていかなくてはいけない人間として申し訳なく、そして悔しかった。
また、全体的にテント内での貢献度が低かったと思う。位置的に仕方のない部分もあるが、もっと積極的に働くべきだったと感じた。
このようにいくつも反省点はあるが、最終的に終わった時に「良い合宿だった」と思えた。他の部員達にとってもこの合宿が良いものであったなら本懐である。
今回の合宿での反省点を活かして、次の合宿をより良いものに、そして自分達が満足できるものにしてほしい。

後藤 まず最初に反省文の提出が大幅に遅れたことを謝ります。申し訳ありませんでした。
やはり全体の反省を言う前に2日目について触れなければなりません。この日の行程が無理を強いられていることは合宿前から言われていましたが結局そのまま変更されることは無く、結果は行程時間が半日を超える前代未聞の行程になってしまいました。僕は、大きな原因は計画のチェックをする人員と時間が不足していたことだと考えます。部長一人に団体装備の割り振り全てを任せてしまったために、特定の部員に装備が集中してしまうような杜撰な割り振り表が出来上がり、早く憔悴する人が増えたのではないか。高2は勿論のこと、下級生(特に一番体力の無い中1)も計画を早い段階から把握していれば、準備段階で反対意見を出して無茶な計画を止められたかもしれない。個々の原因は全て前述の題意に遡及するのではないかと思います。直前になって中1の一人が参加しなくなるなど、仕方のないこともありましたが、では時間が足りなくなったのならその分を補填する人員を確保しよう、と緊急事態にも対処することが出来なかったのはひとえに僕たち最高学年の指導力不足だと思います。
このように痛烈に批判するような意見ばかり述べましたが、これは僕自身にも降りかかる事であることを釈明しておきます。僕個人も他の部員に頼り切って精査を怠ることがあったからです。
最後に、全ての部員に感謝の意を述べたいと思います。1年間のブランクがあったにも拘らず、普段と変わらない関係を保ってくれた同学年や、頼りない僕の指示に従ってくれた下級生、全部員にありがとうと言わせてください。皆さん本当にありがとございました。

久保 今回の山行では行程の遅れや雨天による計画の変更など幾つかのトラブルがあったが全体的にうまく対処して結果的に計画から大幅にズレる事は無かったため良い山行になったと考える
その際に早い意思決定と意思の統一が為されていたのは素晴らしかったと思う
ただ食料に関してはまだ改善の余地が有りそうなので好き嫌いの分かれるものに関してはよく議論する必要がある
個人としては疲労からか精神的に弱い所を見せ山に対してネガティブな発言をしてしまったことを反省したい
これから今の代の高2が長期の合宿に関わることはないが反省点を次の代は活かして欲しい

内山 バテた。
とにかく体力が不足していた。行程が辛かったり、荷物が重かったりしたこともあるが、自らの努力である程度は補えるものだっただろうし、その上で水を持っていく代わりに小屋で購入するなどの工夫をしていればバテることは防げたはずである。
もう1点、テントの撤収が遅かったことが多かった。個装の整理に問題があるメンバーはうちのテントにはいなかったのでメンバーを律しきれなかった結果だ。
良かった点は米が常に美味しかったことくらいか。山の食事は不味いという常識をいつか破ってほしい。

田邊 2日目の夜、疲れていたためにテント内で中1に適切な指示を出せず、夕食を一晩放置させてしまった。
その時、体力的に一番余裕のあったはずの自分がきちんと指示を出すべきだった。

清水 今回の合宿は最初で最後のA班としての合宿だったので、事前の待望や不安は今までで最も大きかったと思う。しかし、結果としては(団装割の影響でザックがそれ程きつくなかったこともあり)終始体力に困ることなく過ごせたので、その点においては素晴らしい合宿だった。個装についても差入れなど+αの部分に気が回らなかったことを除けば、及第点であったと思う。その他の事項も概ね問題なかったと思うが、高2としての態度という点で、すこし欠いていた。自分の立ち位置的にはそれ程の責任が求められているわけではないが、それでも最高学年としての意識は薄かった。具体的には同輩や後輩が行動するのをただ待つ、ということが多く、集団の機敏さを落としてしまっていた。八月山行では、このことに気をつけられたら良いと思う。

牧元 予てから行きたかった槍ヶ岳に登頂することができました。自分の希望を計画に入れてくれた川崎には感謝したいです。
全体的に天気もよく良い山行になったとは思うのですが、個人的なミスをいくつか起こしてしまったのでここに記しておきます。
まず、防寒具の備えが少なすぎたため結果的に風邪をひくという大失態を犯しました。OBの頼さんに薬を頂くこととなり、双六岳にも登れず多大な迷惑を掛けてしまい、申し訳ございませんでした。皆さん防寒具の備えは多少かさばったとしても、絶対に持っていくようにしましょう。(経験者は語るというやつです。)
また、4日目以降のテント生活ではテント長でありながら同輩の後藤に色々と任せてしまい、改めて力量不足を感じました。(協力して上手くやれたという面ではとてもよかったと思います。)
そして何より、自分も2日目にバテかけてしまったことが大きな失策でした。今回は用意がばたついた影響であまり行えませんでしたが、試験休み中も部活で走るようにしましょう!!

高1
小林 今回の合宿は、not最高学年として最後の合宿だった。そこで、今後最高学年になるということも考慮して反省点を挙げていきたいと思う。
そして、全体としての反省点は多々あると思うが、それは反省会に持ち込むとして、個人的な反省点を中心に書く。
まず、体調管理のことについて。自分は、2日目の長時間行動の際に持ってきた重い差し入れが原因で疲れ切ってしまい、危うくバテそうになったことがあった。疲れを癒すための差し入れが疲労の原因になってしまうのは本末転倒である。これは団装水やその他諸々の個装についても言えることで、水や余計な個装を持ってきたせいかバテてしまっている中1が見受けられたので、自分に対する教訓としてだけではなく、心当たりのある人にも念を押しておく。
さらに、自分は合宿後半に風邪の症状が出て、大事にはならなかったが辛い思いをしたので、体を冷やさず、よく寝ることをこれからも気をつけていきたい。
次に、テント生活について。合宿前半はテント内に中1と顧問の方がいたので何とは無しにしゃんとしようと思い、個装整理や調理に積極的だったように思えるが、後半はテント内に中1がいなくなり、天候やテント場のコンディションの影響で顧問の方がいないことが多かった結果気持ちがだらけてしまい、調理に参加しなかったり、個装を散らかしたりと周りに迷惑をかけることがあった。最高学年になるとテントの端で過ごすことになるのでますますテントの皆のために何かするということが少なくなると思うが、先輩としての威厳を保つためにも個装はしっかり整理して、全体のために尽くせるところは尽くしていきたいと思う。
最後に、行動中の振る舞いについて。これは特に6日目、双六岳アタックの際に強く感じたことだが、自分はその時足を痛めていて速く歩けなかったので、比較的速いペースの先頭に追いつけず、マイペースに進んでいたが、振り返ると後続はもっと大きく遅れていて、山頂に着く際には先頭と最後尾の差は10分足らずまでになっていた。足を痛めたのは自分の責任だし、体力がないというのは日頃のトレーニング不足で言い訳のしようがないことだが、それでもこのような差が生まれるのは部活としては如何なものかと感じてしまった。これは全体としての反省点にもつながることなのであまり触れないでおくが、今後の課題になるだろう。

佐藤 今回の山行で最も大きな収穫は班長を務めたことだろう。最終日の下山のみではあったが、貴重な体験が出来たと思う。普段は先頭に淡々とついていくのみで、深くは考えずに登山していたが、他の部員のことを気遣いながら歩くことはこの先の山行に非常に有用である。個人的な問題点についてだが、今回の山行ではバテる事もなく、個装の整理も難なくこなせた。ただ2日目の常念岳の登山で班に分かれ先頭を務めた際、岩場で登山ルートを正確に判断することに手間取ってしまった。何度か間違えたルートを歩き、他の部員に無駄な体力を消費させてしまった。普段の部活から意識を高め、最高学年になるという自覚を持つようにしたい。

小原 今回の反省点といえば、2Lペットを買いそびれて、個装水・団装水ともに500mLペットになってしまったことです。個人的な反省点ですが、次回から気をつけたいです。そして、差し入れまで手が回らず、差し入れとして何も用意できなかったこと。何かしら用意したいと思いました。
体力的な面では特に問題はなかったと思います。高1が全体的に団装が軽かったのもあるのですが、今後ともそういった面で隊に迷惑をかけることがないよう精進していきたいと思います。

建石 今回の夏合宿は自分にとって春合宿以来の山ということになった。にも関わらず、あまり日頃の部でのトレーニングに参加しないまま合宿をむかえてしまった。その結果2日目にだいぶ疲れてしまった。日々の部活を蔑ろにしてはいけないと痛感した。また自分は記録の役についたが、少しアバウトな部分もあったので反省したい。次に天候についてだ。今回は雨の対策は去年の夏合宿の教訓により、だいぶマシだったが、逆に晴れたことによる反省点がある。山中で水を買ったことだ。ザックの重さとの兼ね合いもあるが、できればこのような事態はなくしたかった。最後に食事に関してだが、やはり米だろう。自分は後輩に炊き方を指導する立場なのに上手に炊けなかったのは問題だ。次からはレシピをマスターしてうまく炊けるようにしたい。

中3
土井 夏合宿ではトイレットペーパーを忘れる大惨事が起こってしまったので、もう少し持ち物の管理を徹底したいです。ザックカバーが破れてしまい、浸水してしまったことについては、大きめのゴミ袋あたりを持っていくべきでした。ポールが折れてしまったことは不可抗力だったので致し方ないですが、修理道具があった方が良かったと思うので部で買うべきだと感じました。

中1
竹迫 今回の合宿での反省点は
1 個装水の持ってくる量が少なかった。
2 二日目にバテてしまった。
3 材料のネギを切って来てしまった。
の三つである。
1の個装水については、具体的な量が分からず1.5ℓぐらいしか持ってこなかった為、二日目に深刻な水不足に陥ってしまった。幸い他の人から分けてもらう事で事なきを得たが、今度から500mlペットボトルを何本か持って行きたい。
2に関しては、途中、水が飲めなかったとはいえ、やはり体力不足が原因だと思う。これは、普段のトレーニングで鍛えていきたい。
3に関しては、ザックに入りきらないという理由で半分に切ってしまった事が間違いだった。今度からは、団装はなるべく配布時と同じ状態で持って行きたい。

山見 良かった
米以外の料理が美味しかった
レジャーシートを持って行って正解だった
とりあえず山頂まで行けた。(バテバテではあったが)
ダメだった
米がベチャベチャだったり黒かったりしてダメだった。
みずを持って行きすぎて重かった
体力不足
ネギと人参を忘れて駅前スーパーで買った
足が言うこと聞かなくなり、下山で4回くらい転んだ。うち2回は崖っぷちで危なかった。
前日にクーラーガンガンで寝たら、当日のどが痛くて土井さんに龍角散を借りるはめになった。喉薬を用意し忘れたことも反省。

田川 まず前半はそもそもザックが上手く背負えず先輩方に心配をかけてしまった。 そのせいで体力も消耗してバテそうになったり同輩に対して失礼な態度をとってしまった。
次に荷物の整理がしっかりできておらず、夜寝るのが遅くなったり、雨のなかザックカバーが見つからなかったりした。
今後はよりトレーニングに励んだり、山での生活になれる努力をすべきだと思った。

野田 今回の山行は遅れしまい、皆さんに迷惑をかけてしまいました。
でも、僕一人を待ってくださりありがとうございました。
次からはもっと余裕のあるスケジュールを組んで、皆さんに迷惑をかけないようにしようと思います。
皆さんが安全に下山できたので、よかったですし、
先輩方のご気遣いによるものだと思います。
今回は素晴らしい山行をありがとうございました。













反 省 文 早 く だ し て ね ?