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こんにちは、小原です。

大変ご無沙汰しておりました。
そして明けましておめでとうございます。

年が明ける前に報告書を上げようと思っていたのですが、反省文の収集が遅れて、今月にずれ込んでしまった次第です。

今回は新執行部で初めての泊まり山行で様々な問題があったと思います。
早速、上げていきます。

 2015年度冬合宿報告書

・目的地:蓼科山(山と高原地図32「八ヶ岳」)

・日程:A班、B班 12月21日〜23日(A班予備日25日、B班予備日24日)
*A班の日程が1日短縮された。

・集合:12月21日(月)JR中央本線 茅野駅9:08集合

・参加者:
 A班
高1
 小林将大(L)
 小田宗一郎(SL)
 小原健人
 建石航希
 長谷川篤紀
 佐藤薫
中3
 土井遼太郎
 外ノ池拓

 B班
中2
 布施田大真(L)
中1
 田中春陽
 越井丈朗
 竹迫律貴
 田川斗馬

顧問(敬称略)
 江田雅人
 太田隼
 山廣真之
 小林裕門

・行程:
1日目
9時08分 茅野駅集合
9時20分頃 タクシー搭乗
10時30分 竜源橋到着、スパッツ装着、準備体操後出発
11時05分 小休止
12時16分 小休止
13時20分 小休止
14時10分 大河原峠到着

2日目
6時43分 大河原峠出発
7時23分 小休止
8時35分 小休止
9時33分 山頂到着、休憩後集合写真をとり、アイゼンを装着
10時00分 山頂出発
10時30分 アイゼンを外す
11時12分 小休止
11時45分 大河原峠到着

3日目(B班)
7時20分 大河原峠出発
8時00分 小休止
8時57分 小休止
9時27分 竜源橋到着、タクシー乗車
10時10分 茅野駅到着、解散
3日目(A班)
7時19分 大河原峠出発
8時45分 双子池ヒュッテ到着
9時24分 話し合いの上、当日中に下山することになり双子池ヒュッテを出発
10時15分 亀甲池付近でアイゼン装着
11時25分 小休止
12時32分 小休止
13時頃 北横岳登頂、写真撮影
13時55分 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅到着
14時20分 北八ヶ岳ロープウェイ搭乗、山麓駅にて解散

・反省文:
高1
 小林
今回の個人的な反省点は、水を持ってくる量が少なかったことである。雪がない可能性もあるわけで、テント長としても水が足りなくなるという事態がないように多めに持ってくるべきだった。また、後輩への指導を十分に行えなかった。特に、テント内の中一に対してのアドバイスがあれば整理整頓が行われ、テント内でも快適に過ごせたのではないか。最後に、総括にも書いたように目的意識の欠如。OBの方々から助言をいただいて、合宿の目的を共有しようとしたが、役割分担が行われない中最終準備会では不備のフォローに精いっぱいでそれが曖昧になってしまった。合宿中、全体会議をするなど適切な対応が取れなかったのも自分の器量の小ささが原因にあるが、今後は余裕がある状態で準備、合宿を指導できるように役割分担を行っていきたい。

 小田
今回は一番上の代になって始めての合宿、テント長だった。合宿全体については大きな問題はなかったと思う。3日目の判断も冬であることを考えると問題なかっただろう。だが山で議論したのは良くなかった。準備段階で行けそうなら行く、といった場面に応じた想定をしておくべきだった。
テント長としては反省点が多かった。テント設営のスピードや中1への小物、個装整理の仕方、靴スパッツの収納などの指示が不徹底だった。これらは普段の部活から中学生にノウハウを伝えることで改善できるだろう。
また、食料や計画面において小林に負担させてしまった量が多かったので、食料計画くらいは自分がやらなくてはいけないと思う。
またすぐに春合宿があるので、この冬合宿の反省を活かしてより良いテント長になりたいと思っている。

 建石
まず、反省文の提出が遅れてすみません。冬合宿ですが、自分は初日はテント長という立場だった。皆の言う通り、テント長として、雪山がはじめてである中一に対して十分な指導ができなかったということが挙げられる。自分も冬山経験が乏しいほうであり、竹ペグの付け方がわからないといった最上級生としてあるまじき事態があった。次回からは準備会で事前に確認し、さらに手袋を着けた状態を想定することが必要だと感じた。
また自分は準備段階において、食糧費の管理を行ったが、予想以上に金額負担が多く、部員からの事前徴収も視野に入れねばならないと思われる。この役を含め、最高学年はより部長の負担を緩和させるべきである。
そして、計画変更の件だが準備会での話し合いの不足を感じる。自分も意見をはっきりと持っておくべきだった。
これら全てを踏まえるとやはり今回は準備会が甘かったと感じる。次からはこれらの反省を踏まえた準備会を行い、より有意義な合宿にしたい。

 小原
今回は、中1にとっての初めての冬季の泊まり山行だった。中には、テント泊自体が初めての中1もいた。その中で、テント長による個装整理やアタック準備、調理や食事に関する連絡や注意事項の伝達(靴を夜間はテントに入れる、アイゼンをアタックに持っていく、食材の調理方法、ブキやコッフェルはザックの出しやすいところに入れておく、など)がきちんとなされていなかった。こういった連絡をテント長がしていなかったことも問題だが、テント長だけが連絡行うという構造もミスの原因となりうるので、テント長以外の最高学年や中1以外の中学生も積極的に後輩に声をかけたり、アドバイスをした方がよかった。
そういった先輩の指導が不足していたせいか、今回は中1のミスが相次いだ。背景には、中1の部員数の増加などもあるが、いずれにせよ最高学年かそうでないかに関わらず積極的に後輩に指導していきたいし、そうしていってほしい。
また、今回は僕が差し入れとして持参したチキンラーメンを朝食の代替食として食べたところ、一人の高1が体調不良を訴えた。その日の本来の朝食はマルタイともちであった。僕が以前マルタイを食べたときに吐きそうになって、それ以来マルタイは大の苦手であった。僕が体調を崩して隊に迷惑をかけないために差し入れとして持参した(これは慣例として認められていた)のだが、結果として他の隊員が体調を崩してしまった。反省会では、差し入れをメニューの代替として用いることを禁止することになったが、一方でマルタイの是非と代替メニューを議論し、提案していきたい。
さらに、今回は計画変更(日程短縮)について様々な意見があったが、それについても触れたい。
合宿中に出た計画変更についての対立構造としては、悪天候が予想される日の行動は危険が伴うので日程を短縮すべきVS悪天候の中で行動することは訓練の一つなので日程を短縮すべきでない。僕は北横岳に登頂できるチャンスは3日目しかなく、また天候などによって臨機応変に計画を変更することが最大の訓練であると認識していたので、前者の立場だった。そういった認識の議論、目的意識の共有、計画変更の想定が事前にされていなかった、と顧問の方から指摘を受けて思った。団装割りにも不備が多く、完全なる準備不足であった。
その背景として、今回の合宿の計画・準備を主体的に行っていたのが部長だけだった。結果、様々なミスや意識のズレを孕んだまま、合宿に至ってしまった。今後は主体的に計画について話し合っていきたい。

 佐藤
まず最上級生として12本アイゼンのつけ方を把握していなかったのは、最も反省すべき点である。振り返ってみると、特に試験休み中の部活への積極的参加が必要であったと思う。持って行った団装水の量も少なく、最上級生としての自覚が全体として足りなかったと感じる。3日目の朝に顎関節症になってしまったことは予想外であり、予定の変更からその日に帰れたために体力的な問題が出ることはなかったが、次からは万全を期して山行に臨みたい。
山行自体は非常に有意義なものだった。雪は少なかったものの天気は良く、2日目の景色は素晴らしかった。
今回の反省をいかして、これからの山行をより貴重なものにしたい。

 長谷川
今回の合宿での個人としての反省点は大きく2つ
一つ目は準備の段階でほとんど貢献できなかったことで、今回はいろいろ事情はあったとは言え、事前に頼まれた団装割を作れなかったのは怠慢以外の何物でもない。有意義な合宿をするためには入念な準備は欠かせない。これからは準備にも積極的に参加したい。
二つ目は全体にも言えることだが合宿への目的意識が低すぎた。ピークハントや行程を消化することが目的なのか、歩行やテント生活の技術を身に付けるのが目的なのかいまいちはっきりしない。僕としては後者寄りの考えだったが、全体的に集中力が足りてない状態だったためあまり練習にならなかった。今後は意味のない山行にならないように、何をしに山に行くのかということを強く意識する必要があると思う。合宿は旅行ではない。

中3
 土井
工程の変更がありましたが、特に問題はなく終わりました。強いて言えば、中1への指導不足が浮き彫りになってしまったことがかなり問題でした。今後は中1への指導を徹底しようと思います

 外ノ池
未提出

中2
 布施田
反省点1つ目はGPSの充電を忘れてしまったことだ。
今回の冬合宿では使わなかったが、もし道に迷っていたら大変なことになってしまうので以後気をつけたいです。
2つ目は合宿当日の所持金が足りなかったことです。
今回所持金を往復の電車代しか持って来なかったので帰りのタクシー代を顧問の先生に払わせてしまったのでこんどからは多く持っていきたい。

中1
 越井
今回の反省点は、持ち物の管理がしっかりとできていなかったことだ。ものがなかなか見つからず、また、かなり散らかしてしまった。使いそうなものを出しておいたら、散らかってしまい、そのために、結局欲しい時にものが見つからず、ザックの中にしまってあるのと同じような状態になってしまった。使うものを出しておくときは、次に長時間休める時までに使いそうなものを出しておくように心がけたい。また、ナイフがさびていて、結果的に使えなかった。持ち物は、持ってくる前に点検をして、きちんと手入れをするように心がけたい。

 田川
今回予定が遅くなったのは次の日の事を考えて準備をしなかった自分のせいによるところがほとんどです。すみませんでした。
食事も無駄にしない努力をしたいです。

 竹迫
今回の合宿での反省点は、一つである。
テント内での荷物の整理整頓である。
幸い団装や個装をなくすことはなかったが、何度も無くしかけてしまった。
特に2日目はテントのスペースが非常に少なかったので、荷物の整理整頓が重要だと痛感した。
次の山行(合宿)からは、荷物の整理整頓を気を付けたいと思う。

 田中
今回の山行は初めての冬山だったこともあってか結構反省すべき点が多かったです。
まず、ゴミを持ち帰ったり靴を入れたりする袋をよういするのに時間がかかってしまったこと。
1日目にザックカバーをつけるのをわすれてしまったこと。
ブキをテントの中でなくし(見つかりました)、同じテントの人に迷惑をかけてしまったこと。
少し小さいザックできたり、二日目の朝にスパッツをつけるのにじかかったりしてしまったこと。
これらを踏まえて、大きめのザックを買い、荷物がどこに入っているのかをしっかり確認し、出した道具はこまめにザックの中にいれていきたいと思います。

・部長の総括
ひとまず初めての合宿をけがなく終えられて良かった。今回は天候に恵まれ、日程短縮したこと以外は予定通りに遂行できた。以下に反省会で挙げられた反省点を抜粋して書く。

テント内での指導が足りなかった(靴の出しっぱなし、2日目朝の準備の遅れ等)→テント長としての自覚を持つ部長がテント長に指導する
夕食を残して生ごみにしている部員がいた→全テント共通のレシピで、栄養なども考えられているので、今後は残さず食べる
朝食のメニュー変更によって体調を悪くする部員がいた→差し入れとみなせば自己責任で変更してもいいOR夕食の件と同じで、同じものを同量食べるべき
計画書の不備(コースタイム、エスケープルート、食糧計画の記載漏れ、団装割りの記載ミス)→部長の仕事量が多いので、役割分担をしっかり行う
日程短縮は良かったのか→経験を積むことを第一に考えれば短縮しない方が良かったOR安全に計画を完遂することを第一に考えて、短縮したことは良い判断だった いずれにせよ前日にあらゆる状況を考えて対応策を考えておくべきだった

この中で今後に特に生かしていかなければならないのは、合宿に際して役割分担をしていくことである。最高学年に仕事を割り振るのはもちろんであるが、後輩にも関わってもらって最高学年の仕事に理解を示してもらうのもよい。また、日程短縮の是非であるが、3日目から4日目にかけて天候が悪化するという情報が2日の時点で入っていた。これを踏まえて、顧問の先生方と最高学年で2日目に話し合いを行うべきだったと思う。今回の合宿は経験を積むことが目的だと認識していたが、その目的意識を強く持たなければいけなかった。また、目的意識という点で言えば、冬山を初めて経験する中1に冬山での過ごし方を教えるのはもう一つの大きな目的であり、指導が行き届かなかったばかりか高1がアイゼンのつけ方を知らなかったということがあったのも目的意識が薄かったからだと言わざるを得ない。これは、個人の意識の問題が大きいが、僕がそれを周知できていなかったというのが一番の問題であり、今後目的意識をしっかりと持って合宿に臨むことが一番重要であると感じた。


報告書は以上です。
写真は例によって、別に上げたいと思います。

追記:
1/28(木) 未提出者の反省文を一部掲載しました。また、反省文の一部に誤解を招く表現があったため、訂正させていただきました。
2/1(月) 未提出者の反省文を一部掲載しました。