小原です。

本当にお久しぶりです。(前回の更新は4月のオープン山行ですね)

さて、本来は6月山行の報告書を先に上げるべきなのですが、(諸事情により)夏合宿の報告書を先にあげたいと思います。
こういったブログの更新の遅れを始めとする数々の小さな問題が、今回の合宿におけるような大きな問題に発展したということをおっしゃる人もいらっしゃるかもしれません。僕らの不徳の致すところであります。


2016年度夏合宿報告書

・日程:7月22日~24日
(本来はA班が22〜27日、B班が〜25日)

・参加者:
<A班>
高2
L・小林 将大
SL・小田宗一郎
・佐藤 薫
・建石 航希
・長谷川篤紀
・福田 英史
高1
・土井遼太郎
・外ノ池 拓
中3
・布施田大真
<B班>
中2
L・竹迫 律貴
SL・田川 斗馬
・田中 春陽
・越井 丈朗
・河村 英洋
中1
・櫻井奎志郎
・清古 光
・工藤健太郎
・戸高 應佑
・小倉 晴智
・青野 颯
・稲垣 陸生
・持丸 東己
<顧問>
前半
・江田 雅人
・小林 祐門
後半
・太田 隼
・山本 哲裕
(敬称略)

・行程:
1日目(行動中晴れ・17時頃から雨、夜まで降り続く)
甲府駅9時30分集合
1名遅刻するとの連絡が入り、
13:00 野呂川出合出発
13:49~59 小休止
14:50~15:00 小休止
15:40 両俣小屋到着、幕営

2日目(午後はガスがかかったが、基本的に晴れ)
3:00 起床、朝食をとったのち撤収
5:05 両俣小屋出発
5:36〜46 小休止
6:00頃 野呂川越手前で中1・1名、中2・1名が遅れ始めたため、それぞれに顧問の先生が付き、本隊と分離する。
6:41~51 小休止
7:45~55 小休止
8:41~51 小休止
9:17 本隊が2,699mピーク到着、分隊を待つ
9:27頃 高2・1名と高1・1名が遅れている2人の荷物を取りに行く
9:40頃 その高2が高1のいないことに気づく
9:50 はぐれた高1の捜索を開始
10:10 分隊が2,699mピーク到着
10:30 高2・2名と中2・1名(以下A班)が出発
11:00 顧問の方1名、高2・1名、遅れていた中2、中1全員(以下B班)出発
11:07 保護者に連絡
11:10 残った隊員と顧問の先生1名(以下C班)が二手に分かれてはぐれた高1を捜索
12:00 静岡山岳レスキューの方と出会い、その方を通して山梨県警に救助を要請
11:57 三峰岳直下にA班到着、A班がC班より救助要請した旨連絡を受ける
11:21 OB会サポート委員会に連絡
12:00頃 OBの方が各顧問の先生と数回通話、状況の確認
12:22 A班高2がOBの方と通話、状況の確認
12:38 はぐれた高1の無事を確認、OBの方にその旨連絡
12:47 顧問江田先生より不在着信
12:51 OBの方がB班の顧問の先生と通話、現在地の確認
12:55 A班高2がOBの方と通話、三峰岳に向かっているB班と合流して両俣小屋に引き返すよう指示を受ける
13:18 C班高2がOBの方と通話、はぐれた高1が無事保護された旨連絡
13:30頃 B班とA班が合流
13:32 OBの方とA班高2が通話、はぐれた高1が無事保護されたと聞く
13:48 OBの方とC班高2が通話、C班はA・B班を待たずに下山することを伝える
13:56 C班+静岡消防の方下山開始
14:03 OBの方とA班高2が通話、C班の下山の旨聞かされる
16:05 合流を待っていた顧問の先生方とOBの方が通話、全員の無事、下山すること、各方面に連絡が済んでいることを連絡
17:28 合流を待っていた顧問の先生方とOBの方が通話、これまでの経過と、翌日広河原に下山するよう連絡
16:05 C班両俣小屋に下山
16:30すぎ 静岡消防の方と両俣小屋の方がA・B班と合流しにのぼり返す
山梨県警の方2人が両俣小屋に来てはぐれた高2、顧問の方から事情聴取。連絡先、学校の連絡先などを伝え、捜索願は受け取らないことになる
17:30頃 A・B班が2人と合流
19:00前 A・B班が両俣小屋に下山

3日目(快晴)
4:00 起床
6:09 両俣小屋出発
6:50~7:00 小休止
7:50~8:00 小休止
8:45 野呂川出合到着
9:55 広河原行バスに乗車
10:10 広河原着、別行動の顧問の先生方と合流し、反省会の日程などを確認して解散

・反省会で上がった反省点:
団装
>団装を忘れた人がいた
>団装割に不備(ヘッドが2個足りなかった、ツェルトが含まれていなかった)
>水の量について
 過剰に持ってくる人が多いので、何らかの対策が必要(団装水は細かく管理、個装水を団装化するなど。要検討)
>ガス残量の管理をしっかりする(重さで管理)

食料
>米の失敗が目立った
>米の袋が二重になっていなかったので、割り振られた人は確認する

その他
>自分の体調管理はしっかり(常備薬など)
>バスでのマナーが悪い
>先頭が速い
>ザックの調整がままならない人がいたので、行く前に確認(上級生も指導)
>全体的に指導不足なので、テント単位で下級生の面倒を見るor隊列の並び順を工夫(上級生と下級生を交互にするなど)して、行動中もきめ細かく指導できるようにする

二日目の一連の出来事について
何が最も問題だったか
>体力不足
>単独行動
>安易に隊を分けたこと

体力不足について
日々の部活への参加を呼びかける
バテた中1、中2はあまり部活に来ていなかった
ノルマなどを導入して、普段の部活に参加しない人は山行にも参加できないようにする
トレーニングが根本的に足りないので、強化する

単独行動について
これが直接的な原因
複数人で行動することが大原則
道に迷ったと思ったらすぐに引き返す
地形や風景を把握しながら、時に振り返ったりすることで道迷いを防ぐ

隊分けについて
バテた段階で荷物を分担するべきだった。
顧問の先生を頼りすぎ
隊員が一人欠けていて不確定要素が大きい中で隊を分けたのはおかしい
隊を分けたら基本的に連絡がつかなくなるので、その後の行動やリーダーを厳密に決めてから分けるべき(すなわち、いつ救助されるか分からず、その後の行動を厳密に決められない今回のような状況で隊を分けるのは厳禁)
撤退する決断が遅かった



以上が夏合宿の報告書です。
今回の失敗を真摯に受け止め、2学期からの部活動に生かしていきたいと思います。
後輩たちには僕たちの失敗から学んでAACをより良い部活にしていってほしいです。

なお、反省文と写真は別途、更新したいと思います。

以上です。