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大変ご無沙汰しております、高2の小原です。

もう引退した身ですが、最後の仕事としてこの夏合宿報告書の後半を上げたいと思います。

前回は行動記録と部長の総括を上げましたが、今回は反省文と写真を上げていきます。


2016年度夏合宿報告書
(前半部分はこのリンクから⇨http://geneki.a-a-c.net/archives/8653680.html

・反省文
高2
 小林
 僕にとって今回が最後の夏合宿となった。全員無事に下山出来て本当に良かったと思うが、あってはならない事故が起こり行程をほとんどたどらないまま下山するという苦い経験になったとともに、反省すべき点が非常に多く見つかった。個人的なものを中心に反省点を挙げようと思う。
 まず計画段階において、行程は僕がほとんど立案、計画したが、結果論ではあるがそもそも行程が中1など新入部員にとっては長すぎたかもしれない。例年の行程と照合して問題ないと判断して臨んだが、まだ個人の体力を把握できていなかった段階においてその判断は早計だったようにも思えるし、下山中レスキューの方からも計画面での問題点を指摘された。
 また、団装の管理が出来ていなかったところがあった。今回、冬合宿、春合宿での反省を生かして仕事の分担を重視して計画を行った(団装割、食糧計画はそれぞれ同輩に一任した)が、それのチェックが十分でなく装備が一部不足してしまった。ガスの容量も重さを測らずアバウトな管理だった上に、配布の際重さを確認し忘れていたものもありすぐになくなってしまう班もあった。
後輩の指導も十分にはできていなかった。ザックの調整や靴紐の結び方、テント生活などもう少し指導できる部分があったと思う。思い返してみれば僕も先輩から指導を受けて今では当たり前のようにできる上記のようなことを体得してきたので、その流れを途絶えさせるようなことをしてはいけないと強く意識をもって接するべきだった。
 最後にリーダーとしての2日目の件での対応だが、これは完全に間違いだったと思う。反省会で挙がった指摘はすべて的を射ているものであり、それを受けて僕は自分の考えの甘さを恥じている。勉強が足りなかったし、合宿に対する今までの受動的な態度が顕在化した。
 これらの反省点への具体的改善策は、準備段階をマニュアル化する、特に高学年はリスクマネジメントについて勉強する(そのために今回の反省点を印刷して部員に配布する、具体的な遭難事例のドキュメントを考察するなど)ことが効果的だと思うのでそれを実行していくとともにそれを後輩に引き継いでいきたい。また、これら以外にも問題は山積しているので、これを機に山岳部をよりよくしていけたらいいと思う。

 小田
 今回の夏合宿は高2として、山岳部員として最後の合宿だった。今回の合宿で何が起こったかの詳細は他の部員に任せるとして、3日間のなかでの個人的な反省点、良かった点などを書いていきたい。
まず反省点だが、初日の米を後輩にやらせずに自分でやって、さらに盛大に失敗してしまったことだ。春合宿のときの反省文で「絶対に失敗しない米の炊き方」などという文章を書いておきながら、そして直後の合宿でいきなり米を失敗してしまった。原因としてはお湯の吹きこぼれを前提とした方法なのにお湯が吹きこぼれず混乱してしまったことである。
 二日目の夜は米を炊かなかったためリベンジの機会はなかった。せめて成功で終わらせたかった。
 良かった点はパッキング技術が高2になって完璧になったことと、テント長としての役割を問題なく果たせたことだ。
 冬、春でもテント長だったが、後輩への指示が不徹底で、撤収も遅かった。だが、今回の合宿はテント全体で撤収、個装整理など迅速に行うことができた。
 テント長としては良かったが、部長や長谷川、建石に頼りきりの夏合宿だった。彼らには本当に感謝したい。

 長谷川
 反省文の提出が遅れ申し訳ありませんでした。
 今回の合宿では高1の部員が一時的に行方不明となったが、そのことについて当事者としての考えを述べたいと思う。まずは僕自身の、一部員としての行動についての反省と考察を時系列順に挙げる。そのため、当日の思考を簡単に振り返った後反省点を挙げるという形式とする。
【事故前】
 先発隊が2699m峰に到着した時、隊全体のペースがなかなか上がらなかった。そのため、僕は後発隊をなるべく早く休憩させ、隊のペースを上げることがもっとも安全だと考え、後発隊を迎えに行くことを決めた。その際パートナー候補だった高1・高2部員の中から最も体力的に余裕のありそうな部員を選んだ。その後の行動は反省会の記録の通りである。
【反省点】
 最大の反省は単独行動になってしまった点だろう。そもそも、パートナーを選んだ理由は単独行動を避けるためであり、当日もそのような意識自体は持っていた。実際に約1分間隔で声掛けによる確認を行っていたが、まったく不十分であった。
 意識はしながらもそのように行動してしまった直接的な原因は前述の“ペースが上がらない”(≒日没前に辿り着けるか分からない)という焦りがあったためだろう。また、別行動のリスクを過小評価してしまったことも安易な行動につながった。“1度通った道だから”“迷うところではないだろう”という油断が引き起こした事故と言え、単独行動・別行動という選択肢は明らかに間違いであった。
 しかし、これは頭ごなしに単独行動・別行動を否定するものではない。簡単な斜面はスタカットでなくコンテで通過するように、別行動によってスピードを確保した場合の方がより安全である場合も当然あるだろう。リスク判断の精度を上げ、適切な判断ができるよう経験を積むことが安全への近道であると思う。
【事故発生直後】
 ここでは事故発生直後の初動対応(発生後30分程度)について考える。外ノ池がいないことに気付いた時点ですぐに引き返したが、その後1度後発隊を迎えに行ってからの捜索となったため、10分間程度間が空いてしまった。当初(発生10分後まで)は“トイレにでも行ったのだろう”という考えであり、明らかな危険を認識したのは現場と2669m峰を2往復した時であった。
【反省点】
 まず言えるのは、危険な状態であることを認識するタイミングが遅すぎたということである。少なくとも、初めに2699m峰に着いた時点で捜索を開始するべきだった。なぜならば、①名前を呼びながら帰ったのにも関わらず返答がなかったこと ②行方不明に気付いてから5分程度しか経過していないこと(=短時間で声の届かないほど遠いところに移動することは考えにくい) などの状況から客観的に考えて、最も疑わなければならないのは転滑落や急病による行動不能(最悪の場合意識不明 )であるからである。これらのアクシデントは時間的余裕が無いため、一刻も早い捜索の開始・通報が求められるが、実際に僕が転滑落や急病の可能性を考えたのは事故発生後約10分が経過した頃だった。山という危険な場所にいる以上、アクシデントの際の対応を想定し、有事の際に冷静に分析する能力をつける必要がある。
 また、初動の捜索の方法にも問題があったように思う。前述したように、転滑落・急病を想定しなければならない場面では広範囲を目視で捜索しなければならないため、3~4人程度の捜索では限界があった。実際には道迷いであったが、計2時間以上の捜索で発見できなかったことを考えてもやはり初動捜索は失敗だったと言える。
【その他当日の反省点】
 当日の反省点では他に、他のメンバーとの連携不足が挙げられる。小林班が出発したことを知らなかったことや、捜索の状況を詳細に伝えることができなかった。これは今までの山行・普段の部活や計画段階にも言えることだが、メンバー同士のコミュニケーションが十分でないことが多いと思う。改善する必要があるだろう。
【まとめ】
 今回の山行では組織としても、もちろん個人としても反省する点が多かった。特に、命に関わるような重大な事故に繋がりかねない誤った行動や判断ミスが多かったように思う。今後の安全に登山をするためにもこの出来事を忘れず、振り返ることが大切ではないかと思う。

 佐藤
 今回の山行は多くの反省点があった。
 まず団装割について、ヘッドがなかったことである。最終準備会で確認をした立場として、確認が甘かったと自覚した。さらに入念な確認が必要だと感じた。また、下級生の団装の確認の際にガスの残量を確認することを忘れていた。これも確認が甘かったことの表れである。
 次に二日目の件についてだが、個人的にもっとも問題だと感じたことは隊を分けてしまったことである。外ノ池がいなくなったことが分かってから先に進むという考えが根本的に間違っていた。外ノ池を捜索していたメンバーとの状況の把握もできていない中で、安易に隊を分けてしまったことは、高2の判断ミスだったと思う。初めての経験で楽観的であったし、その後の隊同士での連絡の取り方を決めていなかったのもまずかった。結局先発隊が1時間近く同じ地点で電話をかけ続ける結果となったが、雨が降っていたらそう簡単に連絡が取れなかったことも容易に想像がつく。また、反省会の時に顧問の太田先生からもお話があったが、後から振り返ると遅れたメンバーへの対応がぞんざいであったように思う。反省会で体力的な問題を話しに挙げる部員が多かったが、個人的には遅れてしまうことは致し方ないことであり、本当に重要なのは遅れ始めてから上級生がどのように対応するかである。当然部員としてトレーニングを積み体力を補うことは必要最低限の事だが、今回の場合はそれ以上に上級生の対応がおろそかであった。バテた部員は1日目からペースが乱れていたことからも、体力的に難があることは想定の範囲内であるべきであった。総括すると高2の判断が不十分であった。
 一方で個装については非常にうまくいったと感じている。パッキングもスムーズにできたし、ザックの中でモノが散乱しないように整理できた。
 心配だった体力の方も、ひどく疲れることなく終われたのでよかった。
 最終的に目的の山に登ることは叶わず個人的には物足りない結果に終わってしまったが、今回の山行は学べることが非常に多かった。おそらく山岳部として山に登るのはこれが最後になるが、後輩には今回の山行の反省点を無駄にせず、これから先の山行をよりよいものにしてほしい。

高1
 土井
 今回の夏合宿は惜しくも一つの山も登らずに撤退となってしまいました。しかし、これは偶然ではなく起こるべくして起こった事だと私は考えます。その理由は大きく分けて3つあると考えています。
 1つ目として、隊ごとの連絡手段を持たないにも関わらず隊を分けすぎた上でその隊それぞれ全てに明確な統率能力を持っている責任者を置くことが出来なかったということが挙げられます。その改善方として、隊を分けるという行為のデメリットのことも考慮してから隊を分ける判断をするという癖をつけることが重要だと考えています。
 2つ目として、長谷川さんが先を急ぎ、外ノ池と意思疎通ができない距離まで離れてしまったということです。急いでいたとは言え、そこまで早く行く必要性はなかったと思っているので、そこに外ノ池が遭難してしまった要因の大部分があると思います。
 3つ目は全体的な体力と知識不足です。もし、外ノ池が遭難しなかったとしても体力不足によって北岳山荘に到着することは厳しかったと考えられます。この点は夏休み中にも部活も行うということで改善可能です。知識不足に関しては、それによって個人装備の構成やパッキングの粗雑さが、バテる原因の1つになっていると考えられて、これは教育不足が原因だと考えられます。しっかりとその点は教育したいです。

 外ノ池
 今回の夏合宿では、私が道に迷うということがありました。直接の原因は私がともに活動するはずだった高2の長谷川さんと別れたことです。今思えば、この時点で引き返すべきでした。しかし、「一度来た道だし、まあ大丈夫だろう」と考え、そのまま一人で行動し、迷うという結果となりました。「山は危険である」という当たり前の意識が足りていなかったです。また、体力に自信がついてきて、浮かれていました。この高校生にあるまじき思慮の浅さ、軽率さは恥ずかしいばかりで、猛省する必要があると感じています。また、今回、道迷いを経験するまで、「自分は今、山のどの辺りを歩いているのか」ということをほとんど考えずに歩いていました。今回、自分の引き返すべき道が分からなくなったのはこれも原因であると考えています。これからは、あらかじめ、尾根、谷の形と配置を頭に入れた上で、自分の位置を意識しながら歩くようにしたいです。そのためにそのように歩く機会を増やし、また日ごろから、山の勉強をするようにしたいです。
 間接的な原因は、体力のない中学生がおくれたことで隊を分けざるをえなかった事だと考えています。ですので、今までの山岳部では部活動、準備会の参加率が低い、体力のない隊員が遅れたら隊を分ける、という事が当たり前になりつつありましたが、次の合宿に向けては、トレーニングを厳しくする、合宿への参加を体力のレベルやトレーニングの参加率などの条件を設ける、できるだけ遅れる隊員のいないように、また、そのような隊員がいたとしても、荷物を交換するなどで隊を分ける必要が出ないようにしたいと考えていますが、あくまで、上の学年だけで決めるのではなく、部全体での議論を行い、その結果を尊重するべきだと考えています。
 私の浅はかな行動により、合宿が中止となり、部員、顧問の方、OBの方、その他山岳部にかかわる全ての方にご迷惑をおかけして申し訳ないです。今回、私の危険意識の低さは私を危険にさらしました。しかし、自分だけでなく、後輩までもを危険にさらしていてもおかしくなかったです。また、これからは最高学年です。ますます、責任は重くなります。今回の反省を大いに活かし、同じ失敗が起きないようにすることが私の責務だと考えています。

中3
 布施田
 今回の合宿では、個装の忘れ物、団装の忘れ物はなかった。
 今回、中1と新しく入ってきた中2の体力の把握が出来なかったため、途中で中止になってしまった。
 今後、このような理由で合宿が中止にならないように部員の体力の把握、向上が出来る部活の内容にしていきたいです。

中2
 竹迫
 今回の合宿での反省点は主に2つある。1つ目は、2日目に関してである。今回、2日目にバテてしまった部員の内、1人と同じテントだった。その彼は1日目でバテており、2日目に向けて、何かしらの対策が出来たのではないかと思った。2つ目は、最終日に関してである。最終日、先頭を務める事になったが、ペースが速くなってしまったり、靴紐を結び直す部員に気づかないなど、先頭の難しさを感じた。これから、もし、先頭を務める事があれば、気を付けたい。
 最後に、これから、トレーニングの改革が必要だと思う。

 田川
 あまりトレーニングできてないせいか息切れする事もあったが、去年より体力がついた事も実感できた。最終日に、喋っていたせいで前と間が空いていたので、以後注意したい。今後もよりトレーニングし、ある程度はまわりを引っ張っていけるようにしたいです。

 田中
 今回の山行(?)では集合に遅れてしまい、他の部員に迷惑をかけてしまった。また、外ノ池さんの事件のときも何が起きているのか把握しかねているところがあった。あとザックカバーを忘れた。なので、忘れ物や遅刻などの基本的なミスしっかり準備することで防げるので、準備を後回しにせずやる。また、何かトラブルが起きたときは、そのトラブルがどのようになっているのかしっかり把握していきたい。

 越井
【個人的な反省点(遭難事故を除く)】
1日目と3日目、隊列を大きく無視した。
活動に支障はなかったが、後から考えたら来ていた服が綿だった。
2日目に疲労のため、他の人が出す水、出しやすい場所にあった団装水に頼ってしまった。
帰りの乗車券の切符の日付が違った。
先発隊で飛ばされたときにバテてしまった。
準備会の2日目に寝坊で遅れた。
食料の買い出しに行くの時間が遅かった。
前日(当日)に寝た時間が3時だった。
米を水の量を確認せずに炊いてしまった。
ご飯の時に器を不安定な場所に置いたため、こぼしてしまった。
2日目に帰ってきた時、道の上で荷物を広げて迷惑になった。
【全体での反省点(遭難事故を除く】
団装表の確認が甘かった。
余計な荷物が多かった部員がいて、指導が行き届いていなかった。
休憩中に携帯でゲームをしている部員がいた。
部活に参加しないためにバテた部員がいた。
バテた部員への対応について、1日目はなんとかついてきていたため、特に対応は取られなかった。腰ベルトを痛いと言って締めていなかったが、ザックの調整を指導する部員はいなかったというか、バテてることに気づいてる人が少なかった。2日目は途中で1回目の休憩前から疲れてきていて、尋常じゃなく遅れた。その後も、部員による対応ではなく、その遅れを見かねた顧問が隊から別れさせていた。その時、荷物を分配させるなどということはせず、顧問に任せきっていた。サポートは荷物を受け取りに行こうとした時(結局できなかったが)のみだった。3日目はめだって遅れている部員はいなかった。
【個人的な反省点(遭難事故発生時)】
荷物を受け取りに行く時、先輩がバラバラに、空身で行ったことを、それほど気に留めなかった。
先発隊の目的を聞かずに出発した。
先輩が隊を分けたことが良くないと思わなかった(よく考えなかった)。
楽観的に、遭難者がすぐ見つかって、先へ進めるだろうと思っていた。
途中で休む時、疲労のあまり、行動食をあまり取らなかった。
【全体での反省点(遭難事故発生時)】
ピックアップ組をバラバラに、空身で行かせた。
バテた生徒への対応が特になかった。
隊を分けた。
楽観的すぎた。
下山の判断が遅かった。
現地に救助隊員がいたから良かったが、もしもいなかったら、救助隊員の到着には時間がかかるので救助要請をもう少しはやくしても良かったかもしれない。
【個人的な反省に対する解決策】
はやめに準備をする。
はやく寝る。
考える。
体力をつける。
確認する。
【全体での反省に対する解決策】
部活にこさせる。
講習会を多く行う。
バテた人がいたらはやめに対応を取る。
基本のルール(隊列を乱さない、1人にならない、原則走らない、など)を徹底する。
何かあった時、しばらくして解決できなければ下山する。

 河村
 今回の山行の反省は、リュックが腰に合っていなかった・余計なものを持って行った・体力不足・ずさんな物の管理だ。それ以前に、準備会を忘れ気づいたのだが、遅れてしまった。次からはきちんと出たい。
 ザックが腰に合っていないため、歩くと腰が痛くなり、体力もあまりないため、さらにきつくなってしまった。(ザックの紐を調整したら治った)。体力不足なのにコンパスを間違えて二つなどといった無駄があった(他にも沢山)。また、ライターが見つからず、つかない恐れのあるチャッカマンを持って行く羽目になってしまった。次回はもっと早めに支度して、軽くしたい。テント内で物の管理が適当だったので水の入れ物が一つなくなってしまった。きちんと管理したい。山行とはあまり関係ないが、行きの途中八王子で乗り換えたのだが、JR内なので改札がないのに、戸惑って少し時間をかけてしまった。もう少しきちんと調べておきたい。今回の先輩が一人迷ったのを見て思ったことだが、次回の山行ではきちんと事前に地図を見てルートに線を引き、確認して出発したい。他には、他の部員が、ステラのフライの留め具が切れていたのに確認せずに持ってきていたので雨の中貼り直すことになった。また、準備の時に中身が入れ替わったらしく、ヘッドが2つともつかなかった。そのため、チャッカマンで点火する羽目になった。次は率先して確認するよう努めようと思う。
 今回の夏合宿、反省がたくさんあった。この反省を次の山行に生かしたい。

中1
 工藤
 山行中に気づいたことは、飲水の確保ができない人がいたということです。僕は飲水の確保は家からしておくべきだと思います。良かったと思った点は、高いところが苦手な人がいたようですが、その人に合わせて励ませたことだと思います。これは、これからも続けていくべきだと思います。

 櫻井
 今回の山行で最も反省しているのは夜に体調を崩したことだ。原因は結局分からなかったが、体力作りをして普段から体調を崩さないようにしていきたい。2日目はさらに道が悪く、倒れたりしないかと少し不安だったが、体が山になれたのか案外順調に歩けた。それだけに引き返すことになった時はとてもガッカリした。帰路は夜あまり眠れないこともあってか睡魔に襲われ、一回足元を滑らせてしまったが、無事両俣小屋までたどり着けてホッとした。
 今回の夏合宿で自分の目標が明確になってきたため、それらを克服しつつ次に来ただけに登る時は最後まで登り切りたい。

 小倉
 2日目の登山中に腹痛を起こしてしまって、休憩をとってもらったり、荷物を少し持ってもらうなど迷惑をかけてしまいました。苦しい、楽しい、びっくりしたなど様々な経験が出来ました。これをプラスにとらえてがんばりたいです。

 稲垣
 今回の合宿の反省点は主に二つあります。一つ目は、忘れ物をした事です。忘れ物をすると他の人に迷惑をかけてしまうので、次回からは気をつけたいです。二つ目は、体力不足が目立った事です。普段からのトレーニングなどを通じ体力の底上げを図りたいです。

 戸高
 今回の合宿は先輩の遭難という不祥事の為下山という悔いの残る結果となった。その原因として遅れていた二人の体力不足や山に対する安堵の気持ちがあったこと等があげられる。これはこの二人だけの問題だけでなく日頃の部活での体力づくりが足りていなかったことがあげられると思う。
今後の部活では山に登るという意識をよりいっそう高め体力づくりに励んでいくべきだと思います。

 清古
 今回の山行で色々なまずい点が見つかりました。1僕の体力のなさ2僕の根気のなさ3寝袋に慣れてない僕。
 体力を保てないで寝袋に慣れてないので睡眠不足に少々なった位でバテてしまい、今回の山行を台無しにしてしまい申し訳ありません。なので毎回の活動になるべく出てちゃんと体力をつけて寝袋にも慣れて、次の山行に参加したいと思います。バテてしまったあと僕の荷物を背負ってもらった先輩がたには申し訳ありません。高所恐怖症も克服してから次の山行に望みたいと思います。
 山岳部の全員と南アルプスの救助隊の方に迷惑をかけてしまいその上こんな山行にしてしまい申し訳ありません。僕の荷物を背負ってくれた先輩方ありがとうございます。おかげで良い教訓と苦い思い出ができました。

 持丸
 今回の合宿は、自分も含めて、全体的に中1の体力不足が問題だったと思う。荷物を持って貰った人は少なかったが、休憩のペースは早く、回数も多かったのではないかと思う。日頃から、体力をつけて、今回のように隊が離れすぎないようにしたほうがいいと思った。
 また、遅れた隊を探しに行ったときにも先輩達が分かれてしまったようなので探しに行く時は2人1組で常にお互い見えるように行動するべきだと思う。最後にご飯が思ったより失敗したのでそういう面でも油断しないほうがいいと思った。


 青野
 2日目の体力配分を間違えて、最後の方に遅れをとってしまいました。
 テントで同輩に少し強くあたってしまいました。また、テントを壊してしまうようなことをしてしまったので、テントを大切に扱っていこうと思います。

・写真
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出発前、何やら楽しそうな高2。
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広河原で出発前の休憩。
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まだ平坦な道のり。後方に高2と顧問の方々が。
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休憩。
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明け方のテント撤収現場。
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まだ余裕が感じられる?
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顧問の方々も楽しそう。
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めちゃ眠そう・・・。
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木々の間から陽光が差します。
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笑顔がはじける中2。
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下の方に、死んだ魚のような方が・・・。大丈夫か?
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携帯をいじると楽しそうな部長。
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中1たち。カメラに向かってポーズ。
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自撮りですね。
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楽しそうに休憩していますね。
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お疲れさまでした。
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小屋に下山。
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本当にお疲れさまでした。


2016年度夏合宿の反省文、写真は以上です。
更新が遅れてしまい、最後までしっかりとしたブログ担当ではなかったかもしれませんが、今まで本当に様々なサポート、支援を有難うございました。

後輩たちのサポートを引き続きよろしくお願いいたします。

今まで本当に有難うございました。


2016年11月27日
麻布学園山岳部高校2年 小原健人