どうも土井です。更新が遅れてしまい申し訳ありません。

さてさて、今回の山行は、甲武信ヶ岳に行ってまいりました。部員の体調不良によって撤退してしまいましたが、寒い中での行動に慣れることはできたのではないでしょうか。
  • 目的地
 甲武信ヶ岳(山と高原地図「雲取山・両神山」)
  • 集合 
  12月22日(木)信濃川上駅10:45集合
  • 予定の行程

22日  10:45 信濃川上駅集合 ~ 11:00タクシーにて毛木平へ移動 ~ 11:30毛木平着 ~ 11:40出発 ~ 15:00十文字小屋着。幕営
23日  3:00起床 ~ 5:00撤収の後、出発 ~ 8:05武信白岩山 ~ 11:35三宝山 ~ 12:45甲武信ヶ岳 ~ 13:30甲武信小屋着。幕営
24日  3:00起床 ~ 5:00撤収の後、出発 ~ 5:20木賊山 ~ 8:00徳ちゃん新道と近丸新道の分岐(徳ちゃん新道を通る) ~ 10:45戸渡尾根入口 ~ 11:40西沢渓谷入口 ~ 11:50タクシーにて塩山駅へ ~ 12:50塩山駅にて解散
  • 実際の行程

22日 12:50毛木平着 8℃→12:50発→13:47休止→14:05発→14:31十文字小屋着・幕営
23日 6:24十文字小屋発 -5℃→6:45臨時休止(持丸,戸高の体調不良により) 0℃ →7:27発(撤退の判断) 0℃→7:48十文字小屋着 -1℃→8:25発 -5℃
→9:05休止 5℃→9:14発→10:05毛木平着 7℃
  • 写真館

申し訳ありませんが、写真はありません。入手次第、随時更新させていただきます。
  • 反省文

中一
櫻井
今回の山行で反省する事は、手袋のアウターを忘れてしまったことだ。正直手の冷えは胴や頭の冷えの次に考えていたが、インナーを着けても相当手が寒く、さらに2日目にはそれさえも濡らしてしまったので手の冷えの恐ろしさを身を以て知った。手が凍えていると作業も捗らず出発を遅らせてしまう事もあるので、特に手は極力冷やさないようにしようと思った。
また、写真についてはゆっくり歩きながらでもピントを合わせられることが分かったので、なるべく隊列を乱さないように歩行中撮りたいと思ったら立ち止まらず手早く撮ろうと思った。
今回はアイゼンを使わなかったので使い方がまだよくわかっていないため、個人的に本を読むなどしてアイゼンやその他冬山の諸々についても学んで行きたい。稲垣
今回の合宿の反省点は、ピッケルを忘れそうになったことです。見つかっていなかったら合宿に参加できていなかったため、今後はこれまで以上に注意したいです。
青野
体力がきれてしまったので、普段から坂道に慣れるようにします
荷物をしっかり整理して、必要なものと不必要なものを見分けて持っていきます
工藤
冬合宿は、途中で下山という結果になりましたが、ここでおもったことは、きちんと早く寝て体調管理をするということが大切だと再確認できました。
また、今回僕はみずをもってきすぎてしまったため、次からは無駄な水を持ってこないようにしたい。
稲垣
今回の合宿の反省点は、ピッケルを忘れそうになったことです。見つかっていなかったら合宿に参加できていなかったため、今後はこれまで以上に注意したいです。

中二
田中
今回の山行では、前日にペミカンを作るなど準備に手間取ったり、ピッケルを小屋に忘れたりしてしまいました。また、全体としては特に季節の変わり目には自身の体調をしっかり把握し、無理せず合宿に参加するべきだと思います。2連続での合宿失敗は悔しいものがありました、次の合宿は成功させたいです。
田川
靴の履き慣らしが足りなかったのか初日がつらかった。履き慣らしをしっかりしておきたい。
あと、地図をよく見ておきたい。
越井
反省文提出が遅くなっていてすみません。今度出します。
まず、装備についてです。
シルバコンパス忘れてすみませんでした。もっと積もっていいたら、道がわからず、地図とコンパスに頼ることになります。気をつけます。
防寒対策についてですが、今回不都合はなかったのですが、今度からもう1枚薄いものを持ってこようと思います。いつも持ってきていますが、今回は、存在を忘れていました。
理由についてですが、説明が難しいのですが、(/==と的他)
通常の装備==ベースレイヤー/半袖
冬山での追加装備==雨具
に加え
ミッドレイヤーの保温着/化繊の保温着
を持ってきました。
今回は、前提として、そこまで気温が低くないと聞いていたので、常装(半=長)/冬装/ミ保で十分暑いと思っていたのですが、山行の中の特に気温が低い時に、暑さをあまり感じず、そのため、今回よりも寒い通常の雪山での山行の場合、もう一枚着ることが必要になるだろうと感じました。そうなってしまうと、非常時の防寒対策として飲もう一枚がなくなってしまうので、今度から小さめのウインドブレーカーですがもう一枚持ってこようと思います。
あと、寝てる時トイレに行きたくなって起きたのですが、その時少し寒かったので、寝るときは少し多めにきます。
それと、寝る前にはトイレに行くようにします。
次に、ヘッドランプのついてです。
今回は5個持ってきたのですが、ラインナップに問題があったので、次からは気をつけたいと思います。
ラインナップは、
PETZL ティカ XP旧モデル(性能==現在のティカ +)
リアクティカプラス
BD ストーム
リボルド
スポット
と、PETZLが少なく、また、BDストームの電池が切れていたため、他の乾電池式ヘッドランプの電池をやりくりして、使えるようにするという事態になりました。(予備の電池は予備のヘッドランプの電池で補っています)。
そのため、PETZLのティカ +(旧)はコンスタント ライティングでよかったのですが、BD製のヘッドランプは、スタンダード ライティング(PETZLが使っている呼称)だったため、光量が少なくなってしまいました(リアクティカプラスは充電式です)。
また、PETZL製のヘッドランプが少なかったため、他の部員にいいものを貸そうとして、PETZL製のヘッドランプを貸しまくった結果、自分のヘッドランプに光量不足を感じてしまいました。
本当は、さらに、ティカ R+/寒冷地でも使える仕様のPIXA3/イーライトも持って来るつもりだったのですが、パッキングの都合ではいりませんでした。
今回は、新しく買ったBD製を試すつもりだったので、しょうがないですが、次からは、PETZLを中心に持ってこようと思います。
撤収の時に、荷物整理に時間がかかってしまったので、いらなくなったものからしまっていくように、気をつけたいと思います。
また、うちのテントは、全体的にのんびりしている雰囲気があったので、もうちょっとテキパキしたいです。
やることはあまりないかもしれませんが、食事を作る時に、中1に任せっぱなしにしてしまった感じがあったので、できることはするようにしたいと思います。
これからは、トレーニングにもうちょっと参加するつもりです。
団装を返すのが遅くなってすみません。残りはまた後日。
レシートを送るメールアドレスを間違えたので、これからは気をつけます。
撤退の判断について
ほとんどの部員は、体力的に問題がないと思っています。今回体調不良を起こした人も、その中に入っています。貧血の方は仕方ないかもしれません/?が、もう一人の方については、精神的に辛そうでした。手と足の先が寒いということでしたが(足の指は動かないとか言ってました)、僕から見れば(雪の日でも傘をささず半袖で登校している人の感想です)十分な防寒対策に見えました。精神的なものだったのかと思います。また、その人は、団装水も忘れていたということで、計画書の不備のため仕方がなかったのかもしれませんが、メールを見た段階で途中で買うなどとできたはずだと思います。実際にそのザックを持って見る機会があったにですが、すでに自分のザック(23キロほど)を持っていても持てるくらい軽かったですなので、体力的なものでもなかったと思います。また、ザックを背負わずに、十文字小屋まで降りて休んでいればなおっていました。これは、普段トレーニングをする中で、体力をつけるだけでなく、途中で立ち止まったりせずに、最後まで歩かずに走るようにして精神力もつけるようにしたほうがいいと思います(あまり言えませんが)。

計画書の不備について
色々ひどかったです。冬山のテンプレートでないとこまでは、準備会で気づいたので良かったですが、さらに、日帰りのテンプレートで作っているということまでは、深夜0時を超えて、計画書に書いてある装備を全部用意し終わった頃になるまで気づきませんでした。おそらく、高2が2人だけで負担が増えているだけかもしれないので、もうちょっとちゃんとチェックをしたほうがいいと思います。それか、テンプレートを配布して、その中で、今回はこれーとやったほうが、負担も少なく、間違いも起きにくいかもしれません。
団装わりについて
準備会の段階では気づきませんでしたが、ペヤングとカレールーは一緒の方が良かったです(カレールー側ですが)。撤退になって初めて気がつきました。

中三
加藤
今回の山行は複数名の体調不良により、途中下山となった。僕は、一日目の弁当と、鍋の肉を忘れるという大きなミスを犯してしまった。次からはしっかり持ってくる物を何度も確認しようと思う。また、ザックの持ち方に1日目慣れず、とても疲れてしまったので、これからは合宿前日にザックを少しでもしょって、持つことに慣れようと思う。最後に、料理が本当に苦手なので、まずは、皮むき器を使わずに、リンゴを剥けるようにしたい。
長満
今回は団装が多くなったことや、冬装備などが増えたことで、荷物が多くなりましたが、パッキングがうまく出来てちゃんと荷物が入ったことはよかったです。反省点は、テントの中でちゃんとザックカバーをかけていなかったので、ザックの中身に濡れてしまったものがあったことです。
布施田
個人的な反省点
靴をしまう大きめのレジ袋を忘れてしまい、大きなゴミ袋を使う羽目になってしまった。
ニット帽を忘れてしまった。
だが、目出し帽があったので影響はなかった。
今度から忘れ物がないように気をつけます。
全体的な反省点
全体的に忘れ物に対する危機感が無さすぎだと感じた。特に、ザックカバーやアウター手袋を忘れるのは論外である。
冬山では、手袋やザックの中が濡れたり水没すると体が冷えたり、中の物が濡れてしまう。
体が冷えすぎると命取りになってしまうかもしれないということを認識してほしいと思う。
テント撤収が遅かったので、春合宿では早く撤収したいと思った。
寒さに強い人や弱い人がいるので自分に合った防寒対策をしてほしいです。

高一
外ノ池
まず、合宿準備の段階での反省から、私が作成した団装割に不備がありました。餅と米の分量が間違いがあった事、ペミカンを作る人とカレールーを持ってくる人が違った事です。「買い出しの負担が偏らないように」と思ったのですが、意味がなかった上、「わかりにくい」という批判が強かったです。また、ピッケルとアイゼンは私は個装だと思っていましたが、部長は団装だと思っていたり、私は「ペグ」と団装割にある人は竹ペグとペグ両方持っていくと思っていましたが、部長は竹ペグだけだと思っていたり(これは表記がわかりにくかったせいでもありますが)、すれ違いがありました。部長が作ってきた計画書も最終準備会で不備が見つかるなど、高一同士でお互いをチェックする必要を感じました。逆に良かった点は部活の出席率が高かった事です。今回から部活の出席率が低いと合宿に参加出来ないというルールになりましたが、多くの部員が頑張ってくれました。その結果、部全体として体力を強化して合宿に臨めました。
次に合宿中の反省について。私が寝坊した事が個人的には最大の反省です。そのせいで、隊の出発を遅らせてしまいました。全体的なことでは、2日目に撤退という形になってしまいましたが、顧問の先生が一人しかいなかった事からやむを得ない事だったと思います。しかし、前述の通り、代替わり以降、トレーニングを厳しくして、部員の体力が増加してきていただけに残念で、また、後輩には申し訳ないです。体調不良を訴えた部員はその後快調に歩いていて、特に問題がなかったので、体調不良というよりは精神的に歩くのが苦しくなったのが原因だろうという事は下っているときにはわかりました。はっきり言ってこのような情けないことを繰り返す訳にはいきませんが、部長ではない高校生として私は「根性でなんとかしろ」と言うべきではないと思います。精神的に強くなるためには先輩が何かを言うよりも、1人1人の気持ちの方が大切でしょうからあくまで促す程度にしたいです。次の合宿に向けてですが、まず、私自身の悪かった点を改めます。次に山岳部としては今まで取り組んできた
体力の強化は続け、冬合宿で雪を歩かなかったので、雪のある山に日帰りに行きますが、これら「上から」できる事だけでなく、部員自身でしか解決出来ない問題もまた重要であるという当たり前の事がわかったので、「指示」だけでなく「手伝い」もするようにしたいです。
土井
 個人的な反省点としては、天馬に予想以上に雪がなく、そのことを想定せずに竹ペグのみを持っていくように指示してしまい、テントを安定して張れなかったことと、二日目の朝に必要な準備の前にお湯を沸かすということをしてしまい、かなり遅れてしまったということです。これらは全体として、場合によっては死につながりかねないことなので、今後はこのようなことがないようにしたいです。全体の反省点は総括にまとめました。
  • 総括

今回の合宿で個人というよりも、今の山岳部全体の問題が露呈してしまいました。夏合宿においての最大の課題は体力の問題でしたが、その点に関しては二学期の間のトレーニングによって本当に改善されました。しかしそのうえで今回は全体としての意識の低さや、精神的な弱さが露呈してしまいました。意識に関しては、山を登りたいと本気で思っているのか疑問に思えるような行動をとる人が多すぎると感じました。忘れ物をしても忘れ物をしても笑って済ませて、テント長は就寝前にザックカバーを付けるように指示をせず、朝は寝坊し、そして途中撤退が決まった瞬間に喜んでいるようにも見える行動をとる人すらいる始末でした。これらはどう考えても山登りたいと本気で思っていると考えている人がとる行動とはとても思えません。山をなめ腐っていたり、山に登りたいと思っていたりする人はこの部活をやめていただきたいです。精神的な弱さとしては、山が過酷であるということを身構えられていない人が多すぎるということです。冬山は特に過酷なので、当たり前のように外は寒く、当たり前のようにテント内すら寒く、当たり前のように手はかじかみます。そのことを覚悟して登らないのなら、この部活をやめていただきたいです。
ここまで厳しいことを書いてしまいましたが、部長であり、リーダーであった僕もかなり上記のことが当てはまってしまいます。今後は今回の反省点を生かして山行、そして春、夏合宿につなげていきたいと思います。